普段 Emacs で生活している人間でもブラウジングも含めて、すべて Emacs で済ませるのは、ちょっと無理がある。もちろん、ターミナル上で w3m を使ったり、Emacs の中で emacs-w3m を使うのもいいが、ウェブのレンダリングを考えたら、それは単なる文字情報のみを抽出しているに過ぎないこと。
となると、やはり、一般的なブラウザとして Firefox 辺りを使うことになる。しかし、ブラウザの中でほんのちょっと入力をするだけであればいいが、ブログを書いたりするとなると、編集することが多々あるだろう。タブ機能を使うとなると、キーボードでコントロールしたくなるだろう。普段 Emacs にどっぷりと使っていると、ブラウザに向かっているときだけ、頭を切り替えてキーバインドを使い分けざるを得ないことになる。可能な限り脊髄反射で入力したい人間にとっては、これはちょっとしたストレスに相当するんじゃないかと思う。
Firemacs
前振りが長いけど、そんな Emacs 好きな人にお勧め。
ちなみに、Firemacs の作者は Mew の作者の山本さん(URLをみればわかるだろうけど)。